Catalyst Browse オプションの編集
アプリケーション オプションを編集するには、[オプション]ボタン をクリックします。
すべての Catalyst Browse のオプションをデフォルト値にリセットする場合は、アプリケーションの起動時に[Ctrl]キーを押しながら[Shift]キーを押します。
アプリケーション設定
ビデオ処理デバイスの選択
GPU で高速化されたビデオ再生および
GPU アクセラレーションを無効にする場合には[CPU]を、有効にする場合はいずれかの GPU デバイスを設定します。
最適な GPU デバイスが自動的に選択されます。この値の変更は上級ユーザー向けで、技術的な問題のトラブルシューティングに役立つ場合があります。
Intel クイック シンク ビデオ(QSV)テクノロジ内蔵の CPU が搭載されたコンピュータを使用すると、H.264/AVC/MPEG-4 ビデオ ファイルのデコードにおいて処理性能が向上します。
OpenCL/OpenGL 相互運用の有効化
OpenCL/OpenGL 相互運用を有効化すると、OpenCL と OpenGL が、レンダリングされるフレームを共有可能になるため再生パフォーマンスが向上しますが、ハードウェアやドライバによっては再生が不安定になる場合があります。
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OpenCL と OpenGL の相互運用を有効化するには[パフォーマンス]を選択します。大半の状況では再生パフォーマンスが最適化されるため、この設定の使用をお勧めします。
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レンダリングされるフレームに劣化か乱れがみられる場合は、[互換性]を選択して相互運用をオフにします。
セカンダリ ウィンドウを有効にする
プロキシ クリップ再生を有効にする
プロキシ クリップを使用して再生する場合(使用可能な場合)、[プロキシ クリップを使用してプレビュー]スイッチを有効にします。
CPU の処理能力が低いシステムで作業する場合は、プロキシ ファイルを作成することによってメディアのプレビューがより効率的になります。
50p/60p ソースのハーフステップ TC を有効にする
50p/60p Clip 再生時にハーフステップ モードでタイムコードを表示させる場合、[50p/60p ハーフステップ TC 表示]スイッチを有効にします。セカンド フィールド時にタイムコード右端にアスタリスクが表示されます。
フィールド 1:01:00:17:17
フィールド 2:01:00:17:17*
サムネイル フレームの表示または非表示
メディア ブラウザにサムネイル画像を表示する場合は、[サムネイルの表示]スイッチをオンにします。スイッチをオフにすると、一部の低速ストレージ デバイスのパフォーマンスが向上する可能性があります。
サムネイル フレームを自動的に回転
[自動的にサムネイルを回転]スイッチを有効にし、サムネイル画像を 参照 モードで調整します。
詳しくは、 "回転したクリップの操作."
スナップショット設定の選択
[スナップショットの保存先]ボックスに、現在のフレームのスナップショットを保存すると、ファイルの保存先フォルダのパスが表示されます。ボックスにパスを入力するか、[参照]ボタンをクリックしてフォルダを選択できます。
スナップショットに使用されるファイル形式を選択するには、[スナップショット画像形式]ドロップダウン リストから設定を選択します。
詳しくは、 "フレームのスナップショットの作成."を参照してください。
色管理設定
作業色空間
カラー グレーディングに使用する色空間を選択するには、[作業色空間]ドロップダウン リストから設定を選択します。
詳しくは、 "色補正の適用."を参照してください。
[作業色空間]ドロップダウン リストで[Rec.2020/S-Log3]を選択すると、[SDR ゲイン]スイッチによる、標準ダイナミック レンジ コンテンツとハイダイナミック レンジ コンテンツの変換が可能になります。詳しくは、"SR Live for HDR 設定."
ビデオ プレビュー色空間
[プレビューの色空間]ドロップダウン リストから Catalyst Browse ビデオ プレビュー ウィンドウの色空間を選択します。
ほとんどの場合は、コンピュータ モニタの[Rec.709]を選択します。または、スコープを使用してビデオをチェックするには、他の設定を選択することができます。詳しくは、"色調整用のクリップ/クリップ リストのロードと、波形、ヒストグラム、およびベクトルスコープ モニタの構成."を参照してください。
詳しくは、 "色補正の適用."を参照してください。
外部モニタ色空間
外部モニタの EOTF(Electro-Optical Transfer Function)設定に一致する色空間を選択するには、[外部モニタの色空間]ドロップダウン リストから設定を選択します。
Sony BVM-X300 バージョン 2.0 を使用する場合は、次のモニタ設定を使用してください。
の外部モニタの色空間Catalyst Browse |
色空間 |
EOTF |
Transfer Matrix |
---|---|---|---|
Rec.709 |
ITU-R BT.709 |
(2.4 など) |
ITU-R BT.709 |
Rec.2020 |
ITU-R BT.2020 |
(2.4 など) |
ITU-R BT.2020 |
Rec.2020/S-Log-3 |
ITU-R BT.2020 |
S-Log3(Live HDR) または S-Log3(HDR) |
ITU-R BT.2020 |
Rec.2020/HLG、 |
ITU-R BT.2020 |
HLG SG Variable(HDR)、HLG System Gamma 1.2 |
ITU-R BT.2020 |
Rec.2020/PQ、 |
ITU-R BT.2020 |
SMPTE ST 2084(HDR) |
ITU-R BT.2020 |
[Rec.2020/S-Log3(HDR)]を[作業色空間]ドロップダウン リストから選択すると、AIR Matching(Artistic Intent Rendering)設定かバイパス OOTF 設定を使用して、外部モニタのプレビューとレンダリングされたクリップの見た目を同じにできます。
S-Log3(Live HDR)EOTF を使用する場合にモニタで AIR Matching を使用する
Sony BVM-X300 バージョン 2.0 モニタ設定:
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色空間: ITU-R BT.2020
-
EOTF: S-Log3 (ライブ HDR)
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Transfer Matrix: ITU-R BT.2020
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Catalyst Browse の[オプション]メニューで、[外部モニタの色空間]ドロップダウン リストから[Rec.2020/S-Log3]を選択します。
これらの設定を使用してマスタリングされたコンテンツと、AIR Matching によって HLG または PQ にレンダリングされたコンテンツは、HLG または PQ モニタまたはテレビ上で同じ外観になります。
S-Log3(HDR)EOTF を使用する場合にモニタでバイパス OOTF を使用する
Sony BVM-X300 バージョン 2.0 モニタ設定:
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色空間: ITU-R BT.2020
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EOTF: S-Log3(HDR)
-
Transfer Matrix: ITU-R BT.2020
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Catalyst Browse の[オプション]メニューで、[外部モニタの色空間]ドロップダウン リストから[Rec.2020/S-Log3]を選択します。
これらの設定を使用してマスタリングされたコンテンツと、バイパス OOTF によって HLG または PQ にレンダリングされたコンテンツは、HLG または PQ モニタまたはテレビ上で同じ外観になります。
HDR メディアを SDR 色空間に変換する
HDR メディアを標準のダイナミック レンジ色空間に変換すると、次の設定を使用して、Rec.2020/S-Log3 グレーディングを維持することができます(HDR 色空間のダイナミック レンジが BT.709 ガンマ曲線にクランプされます)。
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[オプション]メニューで、[作業色空間]を[Rec.2020/S-Log3 (HDR)]に設定します。
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[オプション]メニューで、[SDR gain]スイッチを有効にし、[Gain]スライダを調整して、SDR 形式にエクスポートする場合または SDR ディスプレイで表示する場合に適用されるゲインを選択します。
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[オプション]メニューで、[プレビューの色空間]を[Rec.709]または[Rec.2020]に設定します。
メディアを標準のダイナミック レンジ色空間に変換すると、次の設定を使用して、オリジナルの HDR メディアのダイナミック レンジをさらに維持することができます。
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[オプション]メニューで、[作業色空間]を[Rec.709]に設定します。
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インスペクタで、[変換先]色空間を[709(800)]、[HG8009G33]、または[HG8009G40]に設定します。
SR Live for HDR 設定
[作業色空間]ドロップダウン リストで[Rec.2020/S-Log3]を選択すると、[SDR ゲイン]スイッチによる、次のような、標準ダイナミック レンジ コンテンツとハイダイナミック レンジ コンテンツの変換が可能になります。
SDR gain
スイッチを有効にすると、Gain スライダをドラッグして、SDR コンテンツを読み込む場合、SDR 形式にエクスポートする場合、または SDR ディスプレイで表示する場合に適用されるゲインを選択することができます。
たとえば、スライダを -6.0 dB に設定すると、SDR コンテンツを読み込む場合に +6.0 dB(2.0x)のリニア ゲインが適用され、SDR 形式にエクスポートする場合または SDR ディスプレイで表示する場合に -6.0 dB(0.5x)のリニア ゲインが適用されます。
外部ビデオ モニタ デバイスと解像度の選択
Blackmagic Design デバイス経由の外部モニタでビデオのプレビューを表示するには、[外部モニタ デバイス]ドロップダウン リストから設定を選択します。
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DeckLink 4K Extreme 12G、4K Pro、4K Extreme、Studio 4K、SDI 4K、HD Extreme、Extreme 3D、および Mini Monitor。
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Intensity Shuttle、Pro 4K、および Pro。
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UltraStudio 4K Extreme、4K、Pro、SDI、Express、および Mini Monitor。